DVDで実践 科学するピッチング
最新海外理論を元に、一流トレーナー陣がピッチング理論を詳細解説。フィジカル、テクニック、ケアの実践DVD付き。
ジャンル | スポーツ |
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出版年月日 | 2017/03/17 |
ISBN | 9784865454451 |
判型・ページ数 | A4・128ページ |
定価 | 本体1,600円+税 |
在庫 | 品切れ・重版未定 |
内容説明
はじめに …桜美林大学総合科学系教授 宮﨑 光次
私がピッチングに興味を持ったのは小学生の時です。
家の前の塀に長方形のストライクゾーンを描き、的当てをしたのが始まりです。
この頃から「よいコントロールで投げるためには?」、「どうすれば速いボールを投げられる?」、「多彩な変化球を投げるためにはどうする?」などと考えながら、毎日練習をしていました。
指導をする立場になってからもその思いは変わりません。
選手個々の資質を見極めながら、技術や体力、コンディショニングなど多方面で検討を重ねてきました。
まだまだ模索中ではありますが、その過程で上手な選手にはいくつかの共通する部分があることに気づきました。
さらに、打者を抑える投球術や投球に関する考え方も投球に大きな影響を与えることも分かりました。
本書「科学するピッチング」で紹介している内容は、野球をプレーしている方や、指導をしている方はもちろん、観ることが大好きな方にも役立つものであると確信しています。
野球を愛する皆さんにわかりやすく、楽しく読んでいただければ幸いです。
【目次】
はじめに
山本昌氏 巻頭インタビュー
▼PART 1 理想のピッチングとは
一流選手のピッチング ダルビッシュ有
一流選手のピッチング 田中 将大
一流選手のピッチング 前田 健太
一流選手のピッチング 上原 浩治
一流選手のピッチング 田澤 純一
コラム 自分なりの調整法を作る
▼PART 2 球速を上げる
リリースまで十分に力を伝える
スイングアームを長くする
下半身で体重を支え、軸を作る
それぞれの関節に適切な動きを与える
球速アップに必要なフィジカル要素
休息時間が筋肥大を起こす
セットポジションでも速いボールを投げる
メジャーリーガー投手の考え方とケア
【球速を上げるトレーニングメニュー】チューブでモモを引っ張られて投球動作/チューブでヒジを引っ張られて投球動作/両手でチューブを横に/メディシンボールアップ/棒を担いで横歩き/逆足踏み出しスロー/ステップから投球動作/素早く立ち上がって投球動作/捕球から投球動作/大胸筋を鍛える/ボールにパワーを伝える胸の上部を鍛える/肩甲骨の内側を鍛える/強い踏ん張りを作る太ももの筋力強化/太ももの締めを強化する/太もも周りの瞬発力を鍛える/フロントレイズ、サイドレイズ、バックレイズ/アームカール/リバースプッシュアップ/グラブ/オープン1 /オープン2/側屈/ローテーション/グラブローテーション/スクワット/ワイドスクワット/ランジ/トゥレイズ/カフレイズ
▼PART 3 コントロールを高める
投げ手と反対側の腕を安定させる
的が小さいほどコントロール精度は上がる!?
平地で精度のよいボールを投げる
意図的に球速を落としてコントロール力アップ
コントロールを計る一つの指標
投げ込み不足はケガを誘発する!?
【球速を上げるトレーニングメニュー】
寝転がってスロー/後ろ足を上げてスロー/チューブを使ってヒザ立ちスロー/後ろからのボールをキャッチしてスロー/バランスボールに乗ってスロー/ワインドアップ/ワインドアップ&キック/ワインドアップ&キックリーチ/ワインドアップ&オープン/ワインドアップ&ローテーション/スクワットジャンプ/スケーター/フロントジャンプ/フロントスケーター/ボックスステップアップ/サイドステップ/両足ジャンプ/フロントレイズ/ニーベント/オープンクロス&シザース/斜め45度から内回し、外回し/バランスボールフロントバック/バランスボールサイド/バランスボールローテーション/バランスボールフロントレイズ/バランスボールクロス
コラム 回転数が多いほど伸びのあるボールになる
変化球の習得とピッチャーに必要な他の要素
▼PART 4 変化球の習得とピッチャーに必要な他の要素
打たれにくい投手の特徴
配球の基本的な考え方
変化球を投げる目的
球種とボールの軌道 フォーシーム
球種とボールの軌道 ツーシーム
球種とボールの軌道 カーブ
球種とボールの軌道 スライダー
球種とボールの軌道 フォーク
球種とボールの軌道 スプリット
フィールディング、けん制、ベースカバー…投手に必要な要素
おわりに